仕事の帰り道、近所の公園で小学生中学年くらいの子供達がだるまさんが転んだをして遊んでいた。
猛暑日で暑い中汗だくになりながらも楽しそうに遊んでる姿を見てほほえましくなった。鬼に向かって猛ダッシュする子、慎重に一歩ずつ近づく子、フェイントに引っかかりアウトになる子。皆がちがった戦略で鬼に近づいてく。

だ、る、ま、さ、ん、がころんだ!

後半にかけて鬼が早口になった事で一人の子が慌てて動きを止めた。急な制止にバランスを崩したのか前のめりに、受け身もとらずに転んでしまう。危ないって思った時には既に地面に伏せていて、友達が全員でその子の元に駆け寄っていた。

あちゃーなんて思いながら眺める。どうやら転んだ子は泣き出してしまったみたいで回りの友達もどうして良いのか分らずおろおろしていた。特に鬼の子は責任を感じたのか忽ちかけだし、葉っぱを何枚かちぎるとそれを蛇口で濡らして転んだこの傷口を拭いてあげていた。
ハンカチやティッシュが無くて使ったのが葉っぱ。転んだ子は「ひりひりする、いてぇよ!!」って叫びながらも元気を取り戻した。

そんな彼らの可愛らしい姿に癒やされながら歩いていた私はマンホールの穴にヒールが嵌り一人遊歩道で転んだ。滅茶苦茶ちゃんとこけた。膝も擦り剥いてストッキングも破けてしまう。大丈夫ですか?
ふと顔を上げるとそこにはさっきの子供達が自転車に跨がり私を見下ろしていた。
なんか良く分からないけど運命的だなぁって。半泣きで思った。